【国産車とは?】
国産車 (日本車)とは、日本で生産される自動車(日本製自動車)、もしくは日本を本拠とするメーカーやブランドが販売する自動車(日本ブランド車)のこと。
戦後における国産車(日本車)の本格的な海外輸出は、1957年のトヨタ・クラウン対米輸出から始まった。当時はまだ技術力が低かったため、クラウンは評判が悪くあまり売れなかった。その後各メーカーは欧米の技術を徹底的に模範、研究することで次第に評価が高まっていった。オイルショックや大気汚染問題が深刻化した1970年代に、ホンダによってCVCCが開発されるとその高い技術力や省燃費性に注目が集まるようになり、世界での評価は大きく高まった。今では燃費の良さや、工作精度の高さによる故障の少なさが定評となり、世界各国で高い人気を得るまでになっている。
国交のない北朝鮮や、フセイン政権時代のイラクにも、商社を通じて輸出されている。イラン・イラク戦争の際は、両軍ともに日本車を「兵器」として使用していた。
ロシア連邦や東南アジア、アフリカ諸国など、多くの国に日本製中古車が大量に輸出されており、ロシアの様に右側通行の国であっても左ハンドルに改造されるでもなく、日本語の看板が描かれたまま使われるものも多い。
また、日本車に限定されるものではないが、盗難車の輸出も増え続けている。これには、自由貿易港を持ち、ジュベル・アリ・フリーゾーンでもあるドバイが存在する限り、有効な対策は無いといわれている。
イギリスなどではニッサン スカイラインGT-Rやミツビシ ランサーエボリューション、スバル インプレッサWRX、MAZDA RX-7などの一部のスポーツモデルがカルト的な人気を誇っている。
ブラジルではあまり売れていない。理由は国策としてフレックス燃料車を推奨しているからであるが、本田技研工業がフレックス燃料車を発売したのを皮切りにトヨタも参入し、今後は状況が変わると言われている。
アメリカ市場での市場シェアは約35%と高い。カリフォルニア州に限ると、シェアは45%になり、41%のアメリカ車より高いシェアを記録した(2006年)。 アメリカメーカーはピックアップトラックが販売の中心になっているのに対し、セダンやSUVでは日本メーカーがリードしている。 北米市場ではレクサス・インフィニティ・アキュラという日本メーカーの高級チャネルが販売を伸ばしている。2007年、全米最大の新聞であるUSAトゥディ紙が発表した「過去25年間に最もインパクトのあった自動車」では、1位・トヨタ・カムリ(1992年型)、3位・トヨタ・プリウス(2001年型)、7位・レクサスLS400(1990年型)など、トップ10のうち6車が日本車であった。
ヨーロッパにおいては、市場シェアは約13.5%であり、1999年の11.7%から増加している。特にイギリスでは18%近くのシェアがある。ドイツでも輸入車としては最も高いシェアがある。 近年、トヨタ自動車が欧州での販売台数を伸ばしているのに対し、ニッサン自動車は大きく落としている。
オーストラリアでは50%近くのシェアがある。トヨタが全(アメリカ、欧州、日本、韓国)メーカーの中でトップシェアである。
韓国では、1988年に自動車の輸入が自由化されたものの、「輸入先多辺化(多角化)制度」と呼ばれる事実上の対日輸入禁止品目において自動車が指定されていたために、日本製自動車に限っては輸入・販売が禁止されていた[2]。日本車の販売は、同制度が1998年6月をもって撤廃された後に開始された。日本車に乗ることに対する心理的な後ろめたさがあるとも言われたが、2005年以降はレクサスが輸入車販売の第一位となっている他、ホンダやインフィニティの販売も好調である。
台湾(中華民国)でも21世紀に入るまでは日本を含むアジア製やオーストラリア製の完成車輸入を禁止していたため、日本のメーカーは現地企業と合弁でKD生産に力を入れていた。中でもニッサンのモデルを生産していた裕隆汽車(ユーロン、Yulon)は1960年代から創業を始めている。
中国では、ここ数年、日本車が急速にシェアを伸ばしている。 2006年、日本車は中国市場で25.69%のシェアを獲得し、国別では2位の中国メーカーを押さえ1位となった。