アメリカにできたことが日本にできないはずがない城山三郎原作のドラマが今夜から放送第二次世界大戦終戦から10年の昭和30年。海外から輸入する自動車は、国民の平均年収の5年分の価格だった。通産省、重工業局、自動車課課長風越は、『国民車構想』として、10万キロ走行、4人乗りで故障のない、25万円の国産車の開発をアケボノ自動車に依頼した。風越は、日本人も各家庭に1台、国産車を持てることを夢見ていた。自動車が国内で作れれば、関連中小企業が豊かになり、日本人の力はそれができると風越は考えていた。異動の季節、風越は最高の出世の道を歩むことになったが、国産車構想は、信頼と期待ができる後継者に引継ぎ、開発を担当する会社は全力を挙げて取り組んでいた。小さな車体に小さなエンジン、燃費も性能も良い車は確かな技術力によって作り上げられたのだが・・・高度成長期元年と言われる、昭和30(1955)年。戦後10年で目覚しい復興を遂げた日本の中枢で、その時、日本の新しい産業、国民車構想で、国内の産業を保護、発展させるために奮闘する、通産省官僚たちの物語。第1回は、国産車を今後の日本の主要産業とするために、大蔵省や世論と
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